引用:住友林業
木造住宅と言えば、住友林業!
木の温もりを感じる家を建てたいなら、一度は検討するハウスメーカーですよね!
- 「住友林業の特徴をザックリ知りたい」
- 「商品の特徴や価格帯を網羅的に紹介してほしい」
- 「実際の評判や口コミを知っておきたい」
このように考えている方が多いと思います。
そこで今回は、住友林業の特徴や価格目安、評判などを、まとめてご紹介します!
住友林業の特徴
それでは早速、住友林業の特徴を見ていきましょう。
1.歴史
住友林業が創業したのは、なんと今から320年以上前の江戸時代です!
住宅事業に進出してからは、約56年の歴史を誇ります。
その沿革を見てみましょう。
沿革
- 1691年:「住友林業」創業(木材の伐採・調達事業)
- 1964年:住宅事業へ進出
- 1988年:「住友林業建築技術専門校」を開校
- 2003年:60年間の「ロングサポートシステム」を開始
- 2005年:国内初「ビッグフレーム構法」を開発
- 2013年:「制震ダンパーS型」を開発
住友林業は、元々、林業を営んでいたため、今も「木」の家を扱っているわけですね。
住友林業が保有する林の面積は、日本国土の800分の1と言われています。
また、国内の木材建材商社で売上高1位を獲得していますよ。
住友林業が「木造最大手」と評価されるのも、うなづけますね!
2.工法・構造
住友林業は、主に2つの構法を採用しています。
特に住友林業が力を入れている構法は、「ビッグフレーム構法」です。
構造の基本となる柱(ビッグコラム)は、一般的な柱と比較して約5倍の太さです。
また、柱が太く、折れにくいだけではありません。
太い分、接合部を強固につなぐげるので、構造体が一体化され、地震に強くなっています。
「マルチバランス構法」は、木造軸組み構造の進化系です。
国産檜を使用した構造用集成材「スーパー檜」をつかって建てるのが特徴です。
3.断熱性・気密性
住友林業は、3つのポイントで、冬は暖かく夏は涼しい住宅を目指しています。
まず1つ目は、木の断熱性の高さです。
木は、コンクリートの約13倍、鉄の約440倍の断熱性を誇ると言われています。
そもそも構造材の断熱性が高いので、暖かいというわけですね。
2つ目は、断熱材の厚みです。
住友林業の家は、家全体をすっぽり覆うように、断熱材を敷き詰めています。
1980年頃の家と比較して、壁は4倍、天井・床は7倍以上の断熱材の厚さを実現していますよ。
3つ目は、「アルゴンガス入りLow-E複層ガラス」です。
これは、一枚ガラスと比較して熱の伝わりを80%低減してくれます。
ただし、ガラスに関しては、今時「アルゴンガス入りLow-E複層ガラス」の採用は、大手では当たり前なので、目立ったアピールポイントではない感じがしますね。
とはいえ、実際に、住友林業の家を購入した方は、断熱性の高さに満足している様子ですよ!
さて、そして冬。壁の厚さに対して、窓ってやはり頼りないですよね…。
こんな窓だらけで冬、めちゃ寒かったらどうしよと思ってたんですが、二階は晴れているとしっかり室温上がります。
すごく天気が良ければ、11月半ばでも床暖房なしで23、24度くらいになりますね。外気温10度以下の朝でも、17〜19度くらいです。
↑ちなみにこの日の横浜の最低気温は7度です。暖房使用なしの朝で室内はこんな感じです。
冷え込む日でも床暖房をつければ足元がすぐ暖まるので、寒くて辛いということは今のところなくて、ホント良かったです
4.空気循環
引用:住友林業
住友林業では、「24時間計画換気システム」を採用しています。
常に新鮮な空気を取り入れ、汚れた空気を屋外に排出します。
建物の大きさやプランに合わせて、換気経路の設計を行うため、必要な量の空気を適切に給気・排気することができますよ。
5.耐震性
純友林業のビッグフレーム構法は、耐震実験でその強靭さを証明しています。
実験の結果、阪神淡路大震災の約4倍の揺れにも負けないことがわかっています。
さらに、次のように、合計246回の振動を加えても、構造躯体の耐震性が維持されました。
- 震度7クラス×22回
- 震度6弱~4×224回
木造住宅は、どうしても耐震性が鉄骨住宅に劣るイメージですが、住友林業なら安心ですね!
ちなみに、マルチバランス構法も、地震エネルギーによる建物の変形を最大70%軽減する「地震エネルギー吸収パネル」を採用するなど地震対策を施しています。
阪神・淡路大震災の揺れの1.2倍、1.5倍を2回、さらに2倍を7回加えても、倒壊しませんでした。
ビッグフレーム構法と比べると見劣りしますが・・・
価格も考慮すると、マルチバランス構法の方が、坪単価は10万円程度安くなります。
価格と性能を天秤にかけて選びましょう。
6.省エネ・ZEH
住友林業は、ZEH住宅に対応した「GreenSmart(グリーンスマート)」を提供しています。
一番のポイントは、自然の力を活用した「涼温房(りょうおんぼう)」デザインです。
夏は、軒で強い日光を遮り、風通しを良くして涼しい空気を取り込みます。
また、庭に植えた樹木は、葉の温度が上がると、水分を蒸発させて、温度上昇を抑えます。
一方、冬は、夏に日差しをさえぎる樹木が葉を落とすので、日光が部屋を暖めてくれます。
自然の恵みを生かして、冷暖房費を節約できるのは、嬉しいポイントですね♪
7.保証・アフターサービス
引用:住友林業
住友林業では、引き渡し後、3か月・1年・2年・5年目と、その後25年目まで、5年おきに無料点検サービスを実施しています。
また、長期優良住宅の認定を受けた場合、構造躯体および防水を30年間保証されます。
ただし、この保証には「『維持保全計画書』に基づくメンテナンス工事を当社で実施していただいた場合」という注意書きがつきます。
噂によると、10年おきに防蟻処理のメンテナンスが必要で、約15~20万円かかるそうです。
ちなみに、住友林業では、30年目以降も有料点検とメンテナンスにより、長期にわたって保証を継続してもらえます。
しかし、実際に30年目以降も保証を継続する人は少ないようです。
30年目のメンテナンスは、高額な費用がかかるからです。
実際に住友林業で建てた方は、営業マンに500~600万円程度かかると言われたそうです。
ちょっと、高すぎますよね・・・
住友林業の坪単価・値引き率
住友林業の坪単価は、70〜80万円程度と言われています。
具体的に、商品別の価格目安を見てみましょう。
また、値下げが可能なのか、最大どこまで値引けるかご紹介します!
1.商品ラインナップを網羅しつつ価格目安をご紹介
さっそく、商品ラインナップを概観しつつ、価格目安を見てみましょう。
The Forest BF(ザ・フォレストビーエフ)
引用:住友林業
住友林業のスタンダードな二階建て住宅です。
天井高のラインナップが豊富で、2250㎜・2400㎜・2600㎜・2800㎜から選ぶことができます。
さらに、「プレストレストティンバー」という強靭な梁によって、大開口が実現できます。
なんと、最大開口幅 約7.1mの設計が可能ですよ!
広々とした、開放的な空間の間取りにしたい方に、ピッタリの商品となっています。
ニューリリース時の参考価格は、坪単価64万円となっていましたが・・・
実際は、坪単価70万円台になることが多いようです。
GRAND LIFE(グランドライフ)
引用:住友林業
住友林業の平屋住宅です。
バリアフリーデザインの住宅を建てたい方に最適です。
BF構法を採用しているため、「ザ・フォレストビーエフ」と同様に、大空間を実現可能です。
天井を折上げ、床を下げれば最高で約3.52mまでの天井高に対応可能ですよ。
坪単価は70~80万円程度と言われています。
PROUDIO(プラウディオ)
引用:住友林業
住友林業の3・4階建て住宅です。
敷地条件の厳しい、都心部での施工を想定したプラン展開が魅力です!
細長い敷地にも対応できる大収納プランや、斜線制限に対応したプランなどがありますよ。
上の画像のように、鋭い角度の屋根にも対応できる、柔軟な設計力を誇ります。
さらに、床下スペースを活用して、最大10帖の半地下収納を確保することも可能です!
限られたスペースを最大限有効活用できるのが、うれしいですね♪
坪単価は65~80万円程度と言われています。
PREMIUM TREE(プレミアムツリー)
世界の銘木で住宅を彩ることができる商品です。
一言に「木」と言っても、色合いや木目、光沢が違いますよね。
銘木の種類
- ナラの銘木:JAPANESE OAK(ジャパニーズオーク)
- 黄金の木:MAHOGANY(マホガニー)
- 森の至宝:WALNUT(ウォルナット)
- 森の宝石:TEAK(チーク)
- 華麗なる木:CHERRY(チェリー)
- 木の真珠:MAPLE(メープル)
- 森の王:ORK(オーク)
住友林業の公式ホームページでは、これらの木の特徴や、ビジュアルはもちろん、生育場所など雑学も紹介されています。
自分たちの暮らす家の木を、じっくり学び・選ぶのも楽しいでしょう。
坪単価は70万円前後と言われています。
konoka(コノカ)
引用:住友林業
徹底的に女性目線を意識した商品です。
一般カスタマー1,000人を対象にしたアンケートや、家づくりを検討中の女性たちへのインタビューを元に開発されています!
特に「kokoliving(ココリビング)」発想のプランは、女性に寄り添ったリビングを中心としたデザインで、高く評価されています。
坪単価は、60~75万円と言われています。
和楽
引用:住友林業
和風テイストの商品です。
純和風の「雅」と、和モダンテーストの「華」の2つのタイプが用意されています。
丸の記号や、格子を組み合わせることで、懐かしい日本的な住宅を実現できますよ!
坪単価は70万円台と言われています。
2.実例から見る!最大値引き率
住友林業は値引き可能です!
しかも、かなりの値引き率を期待できます。
口コミを見ると10%以上の値引きを受けた方が、ゴロゴロ見受けられますよ!
ハウスメーカーによっては、値引きを断固拒否するところもありますし、
値引きしてくれたとしても、だいたい5%前後が相場なので、住友林業の「10%」がいかにとんでもない額かわかりますよね。
まあ、逆に、値引きしても利益が出ているわけなので、最初から多めの見積もりを出しているのでは?と邪推もできちゃうんですけどね(笑)
以前、住友林業で契約ギリギリのところまで行きました。
値引き率ということでは10%を少し超えてましたが、時期が3月(決算期)末だったし、他社とかなり競合してたのが要因としては大きかったと思います。引用:yahoo!不動産
超ラッキーなことに、超超優秀な営業マン(東京都のとある支店の支店長さん)が担当してくれたおかげで、総額の12%(537万円)も値引きしてもらうことができました。
また、キャンペーン価格でお得に住宅を購入した方もいらっしゃいました。
例えば、住友林業はよく「モニターキャンペーン」を行っています。
見学会を実施する代わり、値引きや設備のグレードアップなどのサービスを受けられるといったものです。
口コミを見ると、「値引き率18%超えした!」「500万円以上値引きしてもらえた!」という声が上がっています。
ただし、こういったキャンペーンは、「〇日まで」「〇件限定」というように、縛りを設けて契約を迫ってきます。
うまく利用すればお得ですが、担当者の口車に乗せられないよう、注意しましょう。
住友林業の評判・口コミ
最後に、住友林業の評判や口コミを確認していきます。
1.提案力が高い!
住友林業は「提案力」が高いと評判です。
建築士やエクステリアプランナー、インテリアプランナーなど、それぞれのプロが集結し、提案してくれます。
ただし、これだけ手厚いのは、申込金として「5万円」のお金が発生しているからです。
注意ポイント
※ちなみに、この5万円は、住友林業と契約しなくても、戻ってきません。
契約した場合は、契約金に5万円が充当されます。
「5万円の敷居を設けることで、客を選んでいる」というような噂もささやかれていますが…
実際に、住友林業で提案を受けた方々は満足しているようですよ。
住友林業は、こちらの要望をしっかり聞き取って、間取りに反映させてくれた
大抵のハウスメーカーはこの時点で脱落していた
というか、他のハウスメーカーは、そもそも、しっかりとした「施主の要望聞き取り」がなかった
「自社の強み」みたいなのは流暢に話していたけど、「間取りなんて後からなんとでもなるから、とりあえず契約して!」みたいな雰囲気がぷんぷんしていた
申込をして一番価値が有るのはおそらく『敷地調査報告書』でしょう。
内容は上記の『申し込み制度』のサイトに書いてあるとおりですが、
A4サイズ33枚、A3サイズ2枚、A2サイズ3枚と中身は充実していて、
また用途地域や斜線制限なども図付きでわかりやすくしてあるので、
これから間取りやプランを考える人には活用できるものだと思います。この報告書だけでも、5万とまでは行かなくても、それなりの価値はあるのではないでしょうか。
ただし、「5万円払っちゃったし、契約しなきゃ損!」と考えて、判断を歪めないよう、ご注意くださいね!
2.2019年顧客満足度ランキング「第4位」
2019年のオリコン顧客満足度ランキングを見てみましょう。
この調査は、48社のハウスメーカーを対象としています。
回答したのは、実際のオーナー1万4132人です。
その結果、住友林業は第4位という成績を収めました。
口コミを見ると、やはり提案力の高さを評価する声が多く上がっていました!
こちらから要望したことに対するフットワークの良さを感じた。施工作業は非常に丁寧なものを感じた。(60代以上/男性)
3Dで図面を出してくれたので、完成した家は予想通りの家だった。設計士さんが家事の動線など実例や体験談を踏まえて、提案してくれたので使いやすい家になった。(30代/女性)
引用:オリコン
ただし、契約後の対応は酷かったという声もあります。
まあ、こういった被害は、住友林業に限らずよく聞く話ですけどね・・・
住友林業、このメーカーは契約までは大変良いのですが、契約後は手のひらを返したように、態度が変わります。
考え方によっては、メーカー全体の問題ではなく支店、営業マン、設計士の当りが悪かったのかもしれません。
私の場合屋根の軒を出したほしいと要望書と写真を添えて渡したところ、「わかりました」と言いながら、最終的には無視され、
最後は「設計図が読めない方が悪い」といわれました。 頼む側は設計図が読めない書けないからこそ専門家に頼むのです。また部材も大変安いものを使い、照明計画もめちゃくちゃで室内ドアは、選んでいないものが取り付けられていました。
引用:yahoo!不動産
3.住友林業で失敗/後悔した!という声
大手ハウスメーカーほど、良い口コミだけではなく、悪い口コミも存在するものです。
建築棟数が多いですからね。
一部を見ていきましょう。
悪い口コミ|外壁のひび割れが酷い?
住友林業には、非公式の「3種の神器」が存在します。
住友林業で家を建てた方々のブログで、「住友林業らしさが出る」として、次の3つが語り継がれているんです(笑)
- ウッドタイル
- 格子スクリーン
- シーサンドコート
この中で注目したいのが、「シーサンドコート」です。
これは、住友林業で標準採用できる、外壁の吹付仕上げです。
貝殻と砂を固めたような質感で、日差しでキラキラ輝くのが特徴です。
ただし、これを選ぶと、どうしても外壁にひび割れが起きてしまうようです。
モルタルを塗りその上にシーサンドコートなどを吹付けるのですが、その下の木造部分の木が動くためか、さらに、そもそもモルタル自体も時間とともにひび割れの恐れがあるため、どうしてもひび割れをゼロにするのは難しい、ということでした。
ネットで調べてみても、ひび割れが少ない家もあるようですが、ひび割れがまったくない、という家は、ほぼありえないのでは?というような印象です。
点検時に補修してくれるようですが、このひび割れから雨水が侵入したら大変ですからね・・・
慎重に検討して採用しましょう。
来春には外壁のひび割れ直しのためにシーサンドコート再塗装が行われる予定です。
これはモルタルにヒビが入ったんじゃなくて、あくまでもシーサンドコートが割れちゃってるらしく、
今夏に補修用に渡されていたシーサンドコートを業者さんがちょいちょいと塗って目立たなくてしてくれたんですが、
そもそも引渡し後の生産さんとのやり取りで、再塗装が決まってましたのでね。
ダンナくんとどうなってるんだろうねぇ~、なんて話をしていましたら、
つい先日生産さんがお見えになりました。
「来春再塗装します」って言っていかれました。
「階段幕板」のトラブル多め
幕板が貼られていますが、打ち合わせのときに一言も説明がありませんでした。
でも……。
貼られて良かったかもしれない。
真っ白い壁だと、物足りないような。
住友林業は、こちらから何も言わないと、勝手に階段の「幕板(まくいた)」をつけます。
手すりとは別に、壁にブラウンの板が貼られていますよね。これが幕板です。
幕板は、壁紙にシワが寄らないようにするものなので、超重要なのですが・・・
とても目立って、空間がゴチャゴチャしますよね。
一言相談してくれたら、せめて壁の色と同じにして目立たなくするなどの工夫ができるのに、住友林業は何も言わないで進めてしまいます。
こちらのブログ主さんは、納得しているようですが、イヤだなと感じる方も多いようです。
気になる方は、事前に担当者に相談しましょう。
まとめ
住友林業は、耐震性の高い木の住宅を提供しています!
坪単価は70~80万円と高額ですが・・・
実際に建てた方々は、満足していることが、2019年顧客満足度ランキング「第4位」という実績からわかりますよね。
木造住宅を建てたい方は、一度は検討してみてはいかがでしょうか!