「HomeX」は、パナソニックが発表した、最新のプラットフォームです。
今回は、この「HomeX」の特徴と評判について、まとめてご紹介します!
homeXとは?
引用:パナソニックホームズ
そもそも「HomeX」とはいったい何なのでしょうか。
公式ホームページを参照すると、次のように説明されています。
HomeX は、家そのものをもう一人の「家」族としてとらえ、毎日の新しい体験を提供し、よりあなたらしいワクワクする生活を創る、くらしの統合プラットフォームです。
具体的には、以下の家電や住宅設備の機能を、一つのディスプレイ(HomeX Display)で遠隔操作することができます。
操作できる家電一覧
- 全館空調
- エアコン
- 給湯機
- 床暖房
- 照明
- 電動シャッター
- ドアホン
- 電気錠
- 空気清浄機
- HEMS
- レコーダー
※パナソニック製品だけではなく、他社商品にも対応できるよう、開発が進められているそうです。
例えば、室内でディスプレイを操作するだけで、シャッターを遠隔操作できます。
一度家に荷物を置いてから出かけようと思い、シャッターを開けたまま家に入ったけれど、やっぱり面倒になってしまうことって、よくありますよね。
HomeXが搭載されている住宅なら、家の中からシャッターを閉めることができ、大変便利です。
また、シーンを設定して、複数の動作を行うことも可能です。
例えば、「おはよう」というシーンを設定しておくと、
- 室内を自然に明るくし
- 音楽を流し
- 最適な空調で
朝を迎えられるようにサポートしてくれます。
なんともスマートな朝の目覚めですね!
homeXの特徴
次に、HomeXの特徴をご紹介します。
1.豊富なタッチポイント
引用:パナソニック
「HomeX Display」は、一家に一台ではありません。
ディスプレイを操作するために、いちいちリビングに集まるのでは、利便性が下がってしまいますからね。
寝室や洗面所、キッチンや玄関などに設置し、それぞれの場所から、アクセスできますよ。
そのため、一階のキッチンに居ながら、三階の子供部屋に「夕食の支度ができた」と連絡することもできますね!
2.家が問題解決
引用:パナソニック
HomeXは、家族の困りごとを察知して、提案することもできます。
例えば、洗濯する際に、天気予報を基にして、洗濯機を回すベストなタイミングを教えてくれます。
花粉の飛散量が多いときは、「室内干しがおすすめです」というアドバイスまでくれます。
また、洗剤の量を管理し、少なくなってくると「購入しておきますか?」と提案できます。
もちろん洗剤は、ECサイトから決まった商品を購入することまで可能です。
「Alexa(アレクサ)」の進化系のような感じでしょうか。
まさに、至れり尽くせりですね!
homeXの評判・口コミ
HomeXに関しては、まだ知名度が低く、評判が少ないのが現状です。
しかし、今後に期待できるだけの、大きな伸びしろは持っています。
2020年1月のデモでは、住人の行動を分析する能力が一段と向上したAIが実現した場合の、展示が行われました。
デモによると、将来的には次のようなことが可能になるそうです。
- 子供が部活から返ってくる時間に、自動的にお風呂が沸く
- 洗濯機は自動で「泥汚れモード」になり、すぐに洗濯できる
- 住人がスポーツニュースを聞いていると、壁に試合状況や結果などが自動で映し出される
- リビングで旅行の計画を練っていると、その土地の名所や名産物が壁に映し出される
なんでもかんでも家に監視されているようで、ちょっと怖いですが・・・
将来的には、住人の行動を予想して動く、魔法のような住宅が当たり前になるのかもしれません。
一部業界関係者の中では、最も期待されていると言えるでしょう!
homeXを採用した住宅の価格は?
引用:パナソニックホームズ
パナソニックホームズの「カサート・アーバン」は、「HomeX」が標準採用となっています。
カサート・アーバンは、都市部に住む30代後半の家庭をターゲットにした最先端住宅です。
発売時の参考価格を見てみると、坪単価は46.01坪の場合、4000万円となっています。
坪単価は86.9万円の計算です。
HomeXを通じて、伝言や宅内通話などによる家族同士のコミュニケーションが増える点をアピールしています。
それくらいなら、スマホで事足りるのでは?という印象を受けますが…
HomeXプロジェクトを担当する村本氏によると、
「家族がそれぞれに手元のスマートフォンをいじるより、壁に接点を作ることで家の中を立って歩くという日常の動きにつながる。家族のコミュニケーションを促すためにも有効」
とのこと。
実際にここまでの効果が得られるのか?
もう少し、実証のデータが出そろわないと何とも言えないのかもしれません。
まとめ
HomeXは、今はまだ、コントローラーを一つに束ねただけの印象ですが、今後さらに利便性を上げていくでしょう。
AI技術が発達し、より人間の行動を予測する能力が高まったら、私たちの行動を先回りして、快適な暮らしをサポートする仕組みになることは間違いありません!
これからのアップデートに期待ですね!