「家を建てたい!それも夢の注文住宅で!」
こうざっくりと考えてみても・・・
いざ調べだすと、ハウスメーカーが多すぎてわけがわからないですよね。
「CMや街中など、色々なところで目にする積水ハウスやタマホームとかがいいの?」
あなたがもし、このようにふわっとした感覚しかなければ赤信号です。
例にあげた積水ハウスとタマホームでは、全くもって予算組みが変わってきてしまいます。
わけがわからないハウスメーカー選びについて、分かりやすく説明していきます。
ハウスメーカーどこがいいかわからないまま適当に大和ハウスへ決めてしまった私
今でこそ、これから家を建てようとする方が私と同じ轍を踏まないように、情報発信のためにと、ハウスメーカーへの理解を深めた私。
ぶっちゃけ、マジで適当な感じでハウスメーカーを選んでしまったのです・・・(笑)
だって、ハウスメーカーなんて星の数ほどあるし、なにがどう違うのかなんてわからないじゃないですか。
妻や家族の意見を聞きながら、なんとなーく考えて、なんとなーくヘーベルハウスと大和ハウスの話だけ聞いて決めてしまったのです。
決め手は「聞いたことある会社だし、大手だから安心だよね!」くらいなもの。
調べれば調べるほどに、もっと熟慮すべきだったよなぁと痛感しております。
今の知識をもとに、改めて家を建てるのであれば、違う選択をしていたであろうことは間違いないでしょう。
ハウスメーカー選び|まずは価格でフィルタする
構造や保証などが、真っ先に思い浮かぶかもしれません。
ですが、実はこれらのポイントは二の次です。
というのも、予算がありあまっている人以外は、選ぶべきでないハウスメーカーが多数あるからです。
誤ったハウスメーカーを候補に入れてしまうと、すべてが時間の無駄になってしまいますよ。
家づくりは車選びと同じようなもので、上を見れば、その金額は青天井なのです。
もし、予算が2000万円しかないのであれば・・・
悪いことは言いません。
大手住宅メーカーは候補から外しましょう。
誰しもが聞いたことのあるメーカーは、すべからく高価格メーカーです。
特に大手8社に数えられるメーカーはその傾向が顕著です。
大手8社
- 積水ハウス
- セキスイハイム
- 大和ハウス
- パナソニックホームズ
- 住友林業
- ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)
- 三井ホーム
- ミサワホーム
保証期間が長く、各社独自の構法やウリを持ちますが、それに比例して、とても高額になってしまうのですね。
「予算はいくらかけてもいいから良い家を建てたい!」という方は、ぜひとも大手8社やその他の高級ハウスメーカーから選びましょう。
その他の高級HM
- トヨタホーム
- 無印良品の家
- 東急ホームズ
- 三菱地所ホーム
- 住友不動産
- スウェーデンハウス
- etc
これらの住宅会社であれば、住宅性能やアフターフォローなど、高水準を期待することができます。
大手高級メーカーの特徴
- 営業や設計などの質に期待ができる
- 構造や構法が高水準を期待できる
- アフターサービスや保証期間に期待ができる
- 反面、住宅本体以外でも高額な費用がかかる
※あくまで「期待できる」ということに過ぎず、トラブルや不満点がでてくる可能性はあります。
潤沢な予算がある方|大手/高級ハウスメーカーの比較ポイント
予算が潤沢にある方は、ローコストメーカーなどは初めから候補に入れなくても良いでしょう。
とはいえ、この時点でも何十社と選ばなくてはなりません。
なにをどう選んだらよいのか。
- 企業の沿革?
- 建築事例?
- 営業の質?
- 提案力?
- 対応の良し悪し?
- 構法の違い?
私がもっとも大事にすべきと考えるのは・・・
提案力と対応の良し悪しです。
ぶっちゃけ、ブランドや企業力、住宅構造の優劣、保証期間の違いなどは、どんぐりの背比べと言って差し支えありません。
どのメーカーを選んでも高水準が期待できるからです。
ここで比較すべきが、実際の提案力と対応の良し悪しなのです。
これは、実際にふたを開けてみなくては何もわからない部分ですよね。
同じ会社だとしても、担当となる人のレベルによって変わってくるポイントです。
「じゃ、結局動かないと何もわからないってこと?」
そんな声が聞こえてくるかと思います。
でも、実際に十社以上から提案を受けるのって現実的じゃないですよね。
そういう時に便利なサービスがあります。
建設予定地を入力すると、対応可能なハウスメーカー一覧がでてきますので、そこで出てきたハウスメーカーを選択しましょう。
それだけで、一括して間取り提案や見積もりをもらうことが可能です。
これをするだけで、選び方のわけがわからない十社以上だった候補を1~2社まで絞ることができるはずですよ。
というのも・・・
一括請求で見えてくるポイント
- 間取りがすっとんきょう
- こちらの要望がまるで通っていない
- 予算と大幅に異なる提案
- いつまで経っても資料が届かない/対応が遅い
- パンフしか届かないでクソの役にも立たない
これらが丸わかりだからです。
本気で対応してくれていることが分かる会社を選ぶだけで良いのです。
「まさか一流メーカーなのにそんな変な対応することあるの?」
そういう疑問が浮かぶかもしれません。
これが残念ながら、往々にしてあるわけです。
これらは一例にすぎませんが、大手だから絶対に安心!ということもないんですね。
私は大和ハウスで建てて満足はしていますが、それこそ不満点がないわけではありませんでした。
↑の記事で書いていますが、比較したヘーベルなどは、初期段階から少しズレた対応をされてしまいましたからね。
「絶対に良いハウスメーカー」などというものはなく、結局は「実際に対応してもらう営業や設計士との相性」が最も大事な部分となるわけです。
それの取っ掛かりとして、複数見積もりを行うことは非常に大事なことなのですね。
予算内で収めたい方|ローコスト~中堅ハウスメーカーがおすすめ
誰しも、潤沢に予算があるわけではありませんよね。
そんな時に嬉しいのが、ローコストハウスメーカーの存在です。
冒頭で書いたタマホームなどは、こちらに属します。
大手などに比べて、露出が低いので、知らないハウスメーカーも多いことでしょう。
ローコストハウスメーカー例
- アイダ設計
- アイディホーム
- アイフルホーム
- アエラホーム
- オープンハウス
- クレバリーホーム
- ゼロキューブ
- タマホーム
- レオハウス
- ロイヤルハウス
「どうしても、これ以上は出せない!」という明確なラインが定まっている方は、注文住宅を建てる際の最安値を探すために、これらのローコストメーカーから資料を請求してみることをおすすめします。
「安かろう悪かろう」というわけではなく、大手に負けないような企業努力を行っている会社は多いものですよ。
とはいえ、大手と比べるとどうしても水準が下がってしまうポイントはあります。
ローコストメーカーの特徴
- 耐震等級やZEH対応など審査が必要なもの
※○○"相当”という言葉が増えてきます。 - 独自構法の有無
※いかにもオリジナルっぽい名前をつけていながら、単なる言い換えであることも。 - 保証期間の短さ
※大手が50年60年のところ、たいていは10年~30年程度に。
価格のしわ寄せがこういった面に反映されているわけです。
住宅性能自体は申し分ないものも多いのですが、どうしても保証期間は短いですし、あくまで「自称○○相当レベル」とすることが多いことも事実です。
とはいえ、背に腹は代えられないですよね。
ローコストメーカーがおすすめな人
- 決まった予算がある
- これは絶対に外せない!という要望がある
- 10年も保証があれば十分
こういった理由がある方であれば、ローコストメーカーを候補に入れてあげると良いですね。
ローコストメーカーの比較ポイントはどこに?
大手メーカーと同じく、ローコストメーカーで建てたい!と思ってはみても、やはり何十社と存在しています。
その中から比較検討するのは大変ですよね。
大手と同じく、提案力や対応で比較検討するのは当然です。
ですが、ここで大手以上に注意すべきポイントがあります。
それは・・・
実際に建てた人の評判や口コミ、いわゆる実績ですね。
いくら安く建てることができたとしても・・・
- 欠陥住宅だった!
- アフターサポートをまったくしてくれない!
- 要望がまったく通らない!
- 会社が倒産してしまった!
こんなことになってしまっては、本末転倒もいいところです。
会社の資産が十分にある大手と異なり、ローコストメーカーは会社の安定感が一段階落ちてしまうことは間違いありません。
経営状態のリスクや、アフターサポートの対応の悪さなどがあると、建てる時は良くても、そのあとが怖いですよね。
あまりに建築事例が少ないとか、調べてみると悪評しか出てこないとかいう会社は、少なくともやめておいた方が無難でしょう。
後から、営業と言った言わないの水掛け論で消耗したくないですよね。。。
口コミ評判の調べ方
口コミや評判を調べる上で、ネット上の声は非常に参考になります。
ですが、あまりに酷い悪評や、思い切り賞賛しまくっている口コミには少し注意が必要です。
- 競合他社の嫌がらせ
- 粘着的な嫌がらせ
- 自社によるステマ
- etc
こういった、リアルの声とは程遠い恣意的なものも含まれてしまうからです。
そういった要素を排除した、参考となるひとつの資料があります。
それがオリコンの顧客満足度調査。
ローコストメーカーの中でも、長年顧客満足度ランキングで上位にくるレオハウスなどは、期待しても良いのではないでしょうか。
とはいえ、やはり手放しに評価できるものでもありません。
オリコンランキングで上位だとはいえ、実際に自分が建てようという時に、悪い担当へ当たってしまうリスクはゼロではないですからね。
あくまで、ひとつの指標に過ぎないということは覚えておきましょう。
ローコストメーカーを検討する際には、大手以上に慎重さが必要ということですね。
自分の目と頭で考えるために、やはり複数一括見積もりをおすすめしたいところです。
\本当にその会社で大丈夫ですか?/
※ダメ会社をあぶりだす為に。
おまけ|工務店の注文住宅ってどうなの?
工務店は、ハウスメーカーと全く異なる特徴を持っています。
ハウスメーカー | 工務店 | |
工期 | 大量生産のため早い | 受注生産のため遅い |
価格 | 高価格帯が多い | 低価格~高価格まで様々 |
自由度 | 打合せ段階までは自由 | 着工中でも自由度が高い |
保証力 | 規模の大きい会社が多い | 資本力では一歩ゆずってしまう |
なんとなく、「地場の工務店だと安いんでしょ?」とふわっと考えている方は注意です。
価格で勝負!ではなく、クオリティや技術で勝負をしている工務店も多くあるわけです。
そのような工務店であった場合、ハウスメーカーより高い可能性だってあるのです。
「安さを求めて安易に工務店!」はやめておいた方が良いでしょうね。
工務店のメリットは、なによりその自由度の高さ。
工務店建築の場合、まさに二人三脚で進めていくことになります。
ある程度、規格が統一されたハウスメーカーと異なり、受注生産/現場合わせで建設していく工務店は、自由度が高いのです。
「やっぱりここはこうしたいな!」と思った時でも、時間をかけてじっくり建設していく工務店であれば、対応が可能な場合があるわけですね。
しかし、メリットのようでデメリットでもあるのです。
工期が長くなってしまうことと、会社としての安定度の低さですね。
工期が長くなれば長くなるほど、仮住まい費用などは増えていきますし、ライフプランニングもずれこんでしまいます。
ワンマン経営だったら、社長が入院してしまった!などのトラブルが起きてしまうことだってあるかもしれません。
ハウスメーカーも工務店も一長一短ということですね。
まとめ
家を建てるなんてことは、大多数の方が初めてのこと。
ハウスメーカーがわからない!という方は、まず自分がどれだけの金額を出せるのか。
これをもとに会社選びを進めていくと無駄な時間を使わずに済むことでしょう。
ちなみに、予算計画からまったくわからない!という方は、年収の5倍~7倍程度で考えておけばOKです。
- 本当にそれで大丈夫なの?
- 月々の返済額はどれくらいに?
こう不安に思う方は、やはり一括見積もりを使用することをおすすめします。
予算計画も含めての資料をもらうことができますから、一挙両得ですよ。
\本当にその会社で大丈夫ですか?/
※ダメ会社をあぶりだす為に。